推薦のことば
これまで病院という場で、たくさんの患者さんと、そして多くの医師と連携してきました。
その中で一緒に患者さんを支え、ともに考えてくださった医師の方々から、私自身への推薦のことばをいただきました。
乳がんという病と向き合うとき、「どんな人に相談するか」はとても大切なことです。
このページが、私自身の想いや姿勢を少しでも感じていただけるきっかけとなれば幸いです。
※特定の医療機関や組織を代表する立場ではなく、個人としてのご意見をいただいています。

【乳腺診断に携わる医師 森田 孝子先生】
私は乳腺の診断をしている医師です。前田 純さんとは外来外科で3年ほど一緒にお仕事をさせてもらいました。まだ乳がん認定看護師の資格取得前でしたが、患者さんとよくお話をする看護師さんだなと印象に残っていました。また、乳がん治療においてはさまざまな薬剤を使用しますが、その適応や副作用についてもよく勉強されていて、驚いた記憶があります。
当時勤務されていた病院で、初めて乳腺専門看護師の認定を受けられ、その後も、外来・病棟のスタッフとともに連携しながらチームの一員として患者さんに関わってこられました。さらにご自身の専門性をより広く活かすべく新たな医療機関に活躍の場を移されましたが、私としては、もっと一緒に働きたかったなという思いがあります。
私たちは診断・治療を行いますが、その過程では患者さんご自身の自己決定が求められる場面が増え、命にかかわる病名を告げられたり、再発という危機を受け止めながら、選択を迫られるという過酷な状況に直面していることを感じます。彼女は、各々の患者さんの状況を多方面から丁寧に把握し、会話を通じて解決の糸口を探ることができる、稀有な認定看護師です。普段は冷静に的確なお話をされますが、ときに想いがあふれて涙になる場面もあり、その姿に心を動かされたこともありました。
このたび、一念発起されて、乳がん認定看護師として独立されるという前例のない決断をされたと伺いました。これまでのキャリアの中で「やりきれなかったこと」を、悩める患者さんのために実現しようとされていること、心から敬意を表します。ひとりでも多くの乳がん患者さんが、彼女の関わりによってご自身の決断に勇気をもち、治療に向かえることを心より願っております。



【大同病院 雄谷 純子先生】
私は乳腺外科医として、前田純さんと共に多くの乳がん患者さんの診療に携わってきました。彼女は一人ひとりの病状や背景、悩みに丁寧に向き合い、的確かつ温かな対応で患者さんの信頼を集めていました。専門知識と経験に基づいた助言のみならず、患者さんの「本当の気持ち」を引き出す力は、私たちのチームに欠かせない大きな存在でした。患者さんの小さな変化に敏感に気づき、治療選択に迷う方に丁寧に寄り添う姿勢は、患者さんに安心感をもたらし、共に働く中で私自身も多くを学びました。
「manmaniere(マンマニエ)」は、そんな彼女だからこそ実現できる、安心して気持ちを委ねられる特別な場所になると確信しています。



【乳がん診療に携わる医師 加藤 彩先生】
共に働いていた頃には、彼女の患者さんへの誠実さと対応の的確さには何度も助けられました。丁寧に話を聞き、相手の立場に立って寄り添う姿勢、そして乳癌治療に対する知識の豊富さを兼ね備えた、とても素晴らしい看護師だと思っています。今回の開業を聞き、彼女ならではの優しさと強さがきっと、不安のさなかにある患者さんの支えになると確信しています。



【赤羽乳腺クリニック 赤羽 和久先生】
赤羽乳腺クリニックは、乳がん看護認定看護師・前田純さんの新たな歩みを心から応援しています。
乳がんと診断されたその日から、患者さんの気持ちや生活、これまでの当たり前が大きく揺らぎます。治療の選択、将来への不安、大切なものを失う喪失感など、さまざまな悩みが押し寄せるなかで、いつもの日常を保ちながら、気持ちのバランスを取りながら前を向こうとする姿は、本当に尊いものです。
そんなとき、ふと立ち止まって気持ちをこぼせる場所、安心して話せる誰かの存在は、どれほど心強いことでしょうか。
私たち赤羽乳腺クリニックも、そうした “心のよりどころ” でありたいと願いながら、日々患者さんと向き合ってきました。
前田さんは、これまで乳がん患者さんに寄り添い続けられたご経験をもとに、新たに一人ひとりの声に耳を傾ける場所をつくってくださいました。その姿勢は、私たちが大切にしてきた想いにも通じるものであり、患者さんにとって大きな安心と支えになると確信しています。
前田さんの誠実であたたかいケアは、これからきっと多くの患者さんにとって寄り添ってくれる存在となるでしょう。
10年後、患者さんが「今」を笑顔で振り返れるように、私たちも心からエールを送ります。